順天堂大学の内窓設置についての取材

日本の医学校として170年以上の歴史と伝統があり、日本の近代西洋医学を築いた代表的な医学者を数多く輩出されてきた「順天堂大学」。その伝統と歴史ある大学に樹脂サッシ内窓が設置されています。
今回は、大学における設置例としてとりあげさせていただくと共に、設置後にどのように変わったかを大学の総務局施設部施設課のご協力の元、取材させていただきました。

順天堂大学 9号館

9号館の概要

昭和44年新築(昭和49年増築)⇒ 築44年SRC造,延床面積10,552m2
用途 大学用途が中心(研究部門) 
平成22年6月,樹脂製内窓設置(約3年経過)
使用数 960箇所に樹脂製内窓設置
備考 外堀通り沿いに位置するため、道路や鉄道が近いロケーション

取材・撮影先である9号館に移動している際に偶然エレベーターに乗り合わせた教授に内窓設置についての効果をお聞きできるチャンスを頂きました。
教授曰く「内窓を設置してからは、窓から入って来ていた電車の騒音が減り集中できる環境になりました。とてもいい窓ですね」とのありがたいご意見を頂くことができました。

9号館

9号館に入る前に建物の外観を確認すると、やはり外窓は、築40年以上経っている中で、取り付いている窓回りのパッキンがかなり痛んでいることがわかります。
順天堂大学の9号館では、ほぼ全ての窓に樹脂内窓を設置いただいておりますので、こちらの外観からも白い樹脂製内窓が取り付いていることが確認できます。

会議室

撮影させていただいたお部屋は、現在会議室として使用されています。早速、開閉動作をさせていただきましたが、問題なくスムーズに開閉出来ます。
普段はカーテンが掛かっているので内窓が取り付いていることがわかりにくいと思いますが、設置されて3年間トラブルも無くご使用いただいています。

この後に研究室にお勤めの方に、ご意見を伺うことができましたので、ご紹介させていただきたいと思います。

※2013年7月現在、エコガラスシールの貼付けは現在メーカーにて行っておりません

研究室

「樹脂製内窓が設置されて一番助かったのは、研究室にホコリは禁物だったので、そのホコリが入らなくなったことで、とても重宝しています。以前は各研究室が工夫をしながら苦労しホコリの対応を行っていたので、そこから開放されて、研究に集中できるようになったことは、とても助かっています」「設置後は、感覚的に季節の寒さ暑さが和らいだのも感じています」
と貴重な意見をお聞きする事ができました。
短い時間でしたが、笑顔で設置効果を語っていただけると、こちらも自然と顔が緩んできてしまったと同時に樹脂製内窓の効果にシッカリとした手ごたえを感じる取材となりました。
お忙しい中、当工業会の取材にご協力をいただきありがとうございました。

今回の樹脂製内窓の設置は、文部科学省が平成21年度から創設しました「エコキャンパス推進事業」を利用されて導入をされたことをお聞きいたしました。この推進事業は、環境に配慮した学校施設の改修や新エネルギーの活用など、エコキャンパス推進に必要な施設の改造等に対して補助を行うものとなっており、最大で費用の1/2が補助されるものを有効に利用されたとの事です。

詳細コチラ→
http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shinkou/07021403/002/002/1266941.htm

最後に当工業会会員であるAGCが内窓設置時の省エネ削減率を計算しておりますので、ご紹介いたします。
計算条件:南面,北面における1スパンのぺリメータモデルを作成し、熱負荷計算を実施。
開口部条件:改修前 FL5 改修後:SBU3-A6-FL3  計算条件(平日のみ設定)
人体発熱 0.3人/m2

表1

表2